ワイ元社長令嬢の23歳女、叔母から衝撃の事実を聞かされる

スペック　3人姉兄の末っ子
　　　　　身長156センチ
　　　　　平均体重
　　　　　四大卒
　　　　　訳あって新卒入社した会社をやめ、父＋祖母の家に一時居候中。

多分長くなるから眠くなったら寝てね。

県内では3本の指に入るぐらいの大企業で、
周りからみたらそれはもう贅沢な暮らしをしていたみたい。家の敷地もかなり広くて、土地はもちろん、映画館みたいな施設を複数もってたらしい。とにかくいいお家柄だった訳です。

ちなみに母は、すこし離れた市の、良いお家柄の長女。気が強いけど見た目は綺麗。まさに順風満帆だと思うでしょ。

それから何年かして会社は実質倒産。借金を踏み倒して、街の人の期待を裏切る形での倒産だった。親族はそんな状況に耐えかねて、次々に店を閉めて街を出た。私の父は長男として街の人に頭を下げて回った。

ちなみに私は当時5歳でこの頃のことはあまり覚えていない。特に大人の事情については全く知らなかった。

(ちなみに「お金が無いから国公立にしか行かせられない」と口酸っぱく言われていたけど、姉と私は私立大、兄は浪人という全員親不孝ムーブをかましている。)

単身赴任していてもほぼ毎日電話がかかってきて、「勉強は何をしてる？テストは何点だった？この教材をやれ。俺の言うことを聞けばいい大学に合格できるんだ。学歴が全てだ。勉強しなければお前の母さんみたいに地方でずっと社会に搾取されるハメになるんだぞ。」っていう具合で詰められるもんだから、家族全員父には反抗的だった。何より子どもにとっては、母親が電話でボロクソに言われているのがかなり辛い光景だった。

ちなみにこの不倫、当時小学生の私が母のスマホを覗き見したことで不運にもたまたま見つけてしまった。だってアメーバピグがやりたかっただけだもん。不倫のえちえちメールがでてくるとは思わないじゃん。

そこからは堂々と親戚の集まりにも二郎が現れるようになった。結局末っ子の私がちょうど20歳になったころに母は二郎を婿にとり再婚した(実家に帰省したら二郎が家にいるからちょっと気まずい)。

冒頭にも書いた通り、私は紆余曲折あり現在父と祖母がいる家に居候しているが、やっぱり父はどこか頭のネジが外れている。それも加齢と母親の介護でどんどん酷くなっているような。

この家には父方の親戚であるおばちゃま3人組が掃除をしに来るんだけど。今回はたまたま父が仕事で出ていて、わたしと祖母が対応した。

私は小さい頃に会ったっきりで、15年振りぐらいだから正直記憶も曖昧。ちゃんと話せるかな？なんて思ってたんだけど…。

OA「よしこちゃん、久しぶり。すごく会いたかったの。あら、お部屋綺麗にしてて偉いわね。みんなあなたのこと、一番心配してたのよ。」

私「お久しぶりです！ありがとうございます。(めっちゃ直前に片付けた)」

OB「ご飯買ってきたから、作るわね。いつもそうしてるから、よしこちゃんはゆっくりしてて」

私「あ、じゃあお言葉に甘えますね。」

OA「ねえ。お部屋も綺麗でしっかりしてる。お母さんとは大違い。」

私「….?」

OA「あら、知らないの？あなたのお母さんは、全く子供の世話をしなかったの。だから、おばあちゃんがずっと世話してくれてたんだから。覚えてない？」

私「…そうなんですか？」

OB「ちっちゃかったんだから覚えてないよそりゃあ。」

OA「あなたたち姉兄の幼稚園の送り迎えも、お弁当作るのも、一緒に寝るのもおばあちゃんだったのよ。」

確かに、5歳ごろまで、不思議と母と遊んだ記憶がなかった。

よ「仕事でですか？」
OA「違う。あなたも会ったことあるでしょ？あの人(あだ名)。…不倫してたのよ。」

一瞬で血の気が引いた。
確かに何回か会ったことがあった。
母に連れられて家にも行った記憶がある。

混乱したまま話が続く。

OC「お父さんの単身赴任の時の話もきいた？都心で2万の家賃の家借りて。天井もはがれてボロボロで、私見に行ったときひどすぎて泣きそうになったよ。そこにお父さんは何年も住んで、あなたたちの養育費稼いでたのよ。ほんとに可哀想なぐらい子供のことしか考えてなかったんだから。」

役満だわ
「父のせいで不倫」とかいってる辺り洗脳されてんなコレ
口が悪いだけで父親の方がよっぽど子供想いだと思う
単身赴任してたら普通子供の様子を聴きに毎日電話かけてなんてくれない
子供想いじゃなきゃできないって

大抵の人は子供の事なんてほっといて夜の町で遊び回ってるよ
若い頃はそんなおじさんたちに囲まれて育ったから価値観が歪んでしまったよ

これ書いた後に事実がかかれてあったから気付いているとは思うけどね

よ「わかりました。」

そうしておばちゃん3人組は、ナポリタンを作り、手分けして部屋を掃除すると、「また来月くるわね」と言って帰っていった。

よ「…ねえねえ」
お「はいー？」
よ「おばあちゃん。私が誰だかわかる？」
お「うーん….だれだっけかなあ？わがらねえなあ」
よ「よしこだよ、よーしーこー。」
お「ああ、よしこちゃんかー」

何百回と繰り返したこのやりとりが、いつもより寂しく感じた。

お父さんは今日も起きてすぐお酒飲んでしごとにいきました。

設定に無理がある

長男だからお父さんは次期社長だった。社長になる寸前のとこで事件が起きたから。ぶっちゃけ私が社長令嬢っていうのは盛った。だから、お父さんはろくに社会経験がないし周りありきだったからお父さん自身で会社をたて直すっていうのは考えづらい。周りから甘やかされてたからみかんの皮も剥いてもらわなきゃ食べなかったらしい。

結論としてクズ同士お似合いカップルの元に生まれたという認識でいいんじゃない？

ﾋｴｯ