※5年前の今日の記事からおすすめを再掲しています
1:名無しさん@おーぷん: 2018/04/17(火)21:21:44W2M
隙間産業
絵に描いた餅
>>2
ある日、男は買った餅を食べようとした、しかし触感がおかしい
口から取り出してみると、それはしわくちゃになった餅の絵だった
なぜ餅と餅の絵を間違えたのか不思議に思う男、とりあえずその紙を置き、水を飲もうと水道の蛇口をひねった
すると今度は蛇口から水が書かれた絵が無数に出てくる 全く理解できない謎の光景に恐怖心を覚え、思わず後ろの壁にぶつかったが、なんと壁も紙の様に破れてしまった
おかしい、何もかもおかしい 手に取るものすべてが紙に書かれた絵という謎
恐怖心に耐え切れなくなった男はドアを突き破り、外に出た途端、あることに気づいた、気づいてしまった
男は、人類が滅亡した世界に生きており、その孤独感から逃げるために様々な景色の絵を描き、その世界に逃げていただけだったのだ・・・
>>83
本職か…
>>83
おもしろい!
>>83
椎名桔平の砂漠の奴とか寒いおばさんが消防士になる奴みたいやな
★おすすめピックアップ
キニ速2022年おすすめまとめきたあああああああああああああ
4:名無しさん@おーぷん: 2018/04/17(火)21:26:261Kt
>>4
行き過ぎたと生きすぎたを掛ければ作れそう
夢の中の男が電車に乗ってる。顔見知りの皆んなが一斉にとある駅で降りていく。なんとなく自分だけ降りずにその駅を行き過ぎたら死なない身体になっちゃったみたいな
>>4
200歳を迎えた男の誕生日パーティーが開かれていた
人類として異常な節目に多くの報道陣が詰めかける
世界中がそのニュースに注目した
なにせ、男の半分も生きれば十分に長生きなのだから
そしてそのうち、男は研究対象になっていった
どうすれば男のような寿命を得られるのか?
どうすれば自分も永遠の命を選べるのか?
各国が目の色を変えて男を研究しだすと、どんどんそれは過激になり、ついには拷問と呼べる程の負荷が常に男にかけられるようになった
生きすぎた男は、行き過ぎた欲望の中で、生き過ぎたことを公開するのであった
>>10
普通におもろいと思った
>>10
イキスギィ!!
誰もあらすじ書いてなくて草
隙間を売る会社「隙間産業」
人を怖がらせるのが趣味のA子は、道を歩いていると隙間産業の営業マンに声をかけられる
試しに友達の家の扉に隙間を作ってもらい、幽霊のように覗いてみると、面白いように怖がってもらえる
楽しくなったA子は、知り合いという知り合いに隙間ドッキリを仕掛けていく
いつの間にか、A子の周りに人はいなくなっていった
隙間産業は、人との隙間まで作っていったのだった
作ったけどびみょ
>>1
中堅大学を卒業し真面目に働いてきた川西だったがついにリストラの対象になった。
人事部の先輩の口利きで転職はすんなりできた。だが、会社についての説明はほとんどない。
同時に入った2人を含め歓迎会を受けたが全く前職が異なる。
なぜこんな多様な人を集めてるのか。
興味本位で上司に会社の全体像を聞くのだが…
枠の外
>>9
四角い枠で囲まれた国に、男は生まれた
国の端っこは枠で区切られ、枠から外にでることは固く禁じられていた
男は枠の外に興味を持ち、外に出てみたいと思った
禁じられていると止める人々や、男の目論見に気づいた警察との激しい戦い
男は銃弾を浴びながらも、死ぬぎりぎりの所で枠のふちにたどり着く
死ぬ前にせめて枠の外が見たい
最期の力を振り絞り、枠の外に踏み出すと看板が一つ
「二重枠」
>>14
ベタやけどすこ
考えるの上手いわね
>>14
これは星新一っぽい
港の犬
>>11
ある港に一頭の野良犬がいた
この犬は客船や貨物船が遠くから近づいてくると吠えるということで有名だった
しかしある時、その港はその役目を終え、周辺は閑散としてしまう
しかしなおも海の近くに居座る犬 そしてある時、突然大きな声で何度も何度も吠え出す 船の泊まるはずのない港で
同時刻、航空自衛隊が日本に向かう某国の大艦隊を発見していた・・・
ブラック
>>13
ある朝、サラリーマンが駅のカフェスタンドで聞いた耳慣れぬ言葉、それはミルクのブラック。
知らぬ間にそのミルクのブラックは世の中を席巻していたが何故か主人公は間が悪く一向に実物を目にする事が出来ない。
その間にも人々の話題に上るミルクのブラック、遂には流行語にまでなる始末。
ミルクは白いのにブラック? 主人公の思考は日を追うごとにその疑問に支配され……
>>32
ズンドコベロンチョみたいだな
>>32
世にも奇妙な物語っぽい
>>36
えっ、そういう趣旨ちゃうんか?
>>38
せやで
いや、特におおーと思って
>>38
褒めてるんやで(小声)
思った以上にむずいねん
>>15
関西人の主人公は何をやらせてもそつなくこなすエリート人間
そんな彼には、誰にも言えないコンプレックスがあった
それは、スキップが出来ないこと
運動も非常に高いレベルで出来る彼だが、スキップだけはバランスが崩れ、思うように出来ないのだ
これじゃだめだ、みんなに笑われる
彼はコンプレックス解消のために練習を重ねるが、どうしてもうまくできない
ある日、友人に練習現場を見られてしまう
友人が見たのは、スキップをしようとしてバランスを崩し、そのまま前方伸身宙返り2回ひねりをして着地する主人公の姿だった
友人に気づいた主人公は、あきらめたように呟く
「思った以上にむずいねん」
>>17
タイトルとして書いたんじゃないんですが(困惑)
でもすこ
他の人も作って欲しいで
できるひと
>>20
『できるひと』
その男は何でも出来た
どんな些細な事でも出来る事から家族や知人、近所、町内会と次々と男を頼る人が増えていった
それはやがて見ず知らずの他人ですら男を頼る様になり、ついには男を巡っていさかいが起きる様に迄なっていってしまう…
>>20
とある町に、「できるひと」という表札を掲げた家があった
近くに越してきた主人公は表札を見て、家の人間に興味を持つ
どんな自信家ならこんな表札たてれるんだ?
ところが、実際に会ってみると、家の主人はどちらかというとダメ人間
人当たりは悪くないが、いい年をして職を転々とするような人だった
主人公が街に越してきて数ヶ月、主人公の息子が探検と称して例の家の近くに行く
やい、駄目人間のくせに「できるひと」なんて表札たてるなよ
バカにしていると、表札に違和感を覚える
左側の断面がきれいなものでなく、まるで半分に砕いたかのような…
何かを蹴ったような感触
拾い上げてみると、表札と同じ材質で「包丁」と書いてある
主人が出てきた
>>26
最後まで読んでゾッとした
>>26
よくわからん
>>45
「包丁」できるひと
↓
包丁で斬る人
>>20
その男は仕事に趣味に精を出す。
ある朝彼女に起こされるとやけに優しい彼女。
不可解に思いながらも顔を洗いに行くとやけに体が重い。
鏡を見て絶叫を上げる男、鏡の中には異様にお腹が膨らんだ自身が写っていた。
「もう一人の体じゃないんだから」
微笑ましい彼女の声は男の耳には入らない。
>>27
草
212:名無しさん@おーぷん: 2018/04/18(水)00:05:23SpQ
包丁で切る人は発想が好き
負ける
>>21
『負ける』
男は昔から運がなかった
幼い頃からじゃんけんに勝ったことはなく、勉強も遊びも恋愛も一度も勝ち誇る事が出来ずにいた
周りからはいじりの対象となるしかなく、社会人になってからも酒の肴として振り回され負け犬のレッテルを張られていた
ある日、いつもの様にいじられていた彼は選挙出馬という無理難題を押し付けられる
周囲は彼が惨敗した姿を肴に盛り上がりたいが為に話を押し通しただけだったのだが、何とここにきて当選という信じられない結果が生まれる
だが、生まれて初めて“勝ち”を掴んだ男の人生がここで大きく変わってしまうのだった
面白いのに、なんも思い付かん
かなC
命に関係した鼠
笑う男
>>30
人生で1度も真顔を見られたことがない男がいた
その男は暗い奴で、周囲の人間からの評価は低い
それでも男は態度を変えない
皆はそんな男を奇妙に思いつつも常に真顔で見ていた
ある時男が真顔になった
皆とっても驚いた
>>30
アルバイト先にいつもマスクをして、ニヤニヤしてる先輩
何を言われても、どんな酷い目にあってもいつもニヤニヤしている
ある日、そんなニヤニヤしている先輩の態度に腹が立った一人の客が、先輩のマスクを外す勢いで殴りかかったがそのかおは…
>>30
笑う男
通勤途中いつも見かける男がいる。
その男は特徴のない顔つきだが笑顔だった。
昼夜問わず雨の日も風の日も。
時間や通勤手段を変えてみたが笑う男は行く先々で現れ、仕事も手につかなくなってしまった。
我慢の限界に達した俺はその男に怒鳴りつけた。
しかし、男は相変わらずニコニコと笑っていた。
そして一言「ありがとうございます…」と蚊の鳴くような声を漏らした。
男から笑顔が消えた瞬間、この世のものとは思えない絶望の表情になっていた。
怪訝になりながらも胸の支えが取れた俺は晴れやかな気分で歩く。
その顔は先ほどの男と見間違うほどにこやかな笑顔だった。
>>78
草
多摩川のタマちゃん
>>33
お見合いで結婚が決まった主人公は久方ぶりに帰省した実家の近くの川へと足を運ぶ。
夏の日差しに煌く川面を眺める内に主人公の脳裡を過るのは幼い日々を共に過ごした少女の姿。
良く出会った川に因んで主人公は彼女の事を多摩川のタマちゃんと呼んでいた。
物語は過去と現代を行き来する。夏の暑い日差しに眩む視界は主人公の奥に眠っていた遠い過去を呼び起こす……
何時の間にか消えてしまったあの娘、その日も暑い夏だった……
眩く輝く日差しを受けて鮮明に思い起こされる過去は、記憶の中にしか残らぬあの娘の真実を主人公へと告げる……
そして切ない初恋は数年の時を越えて今、終わりを迎えた。
不感症
>>40
主人公のアサギはある日、謎の組織に感度が3000倍になる媚薬を盛られてしまう。
彼女が所属する組織の医療班は、媚薬を中和する為に感度を下げる薬を開発し、彼女に投与した。
その結果、彼女は薬の副作用で感度がゼロになってしまい、ありとあらゆる刺激から遮断されてしまう。
人の温もりすら感じなくなった彼女は、これまでと変わらず組織のために尽くすことが出来るのか。
全米が驚愕した衝撃のラストに、あなたは絶頂せずにはいられない。
袖ビーム
>>43
オレには可愛い姪っ子がいる。妹の娘で就学前のやんちゃな盛りだ。
彼女に振られて以来、仕事一辺倒でただ我武者羅に頑張るだけだったオレには姪の無邪気な姿は心洗われる物がある。
だから妹夫婦が呆れるのにも構わずオレは姪を甘やかすのだ、姪が嵌っている魔女っ子アニメの衣装を買って上げたあの日もそうだった。
フリルの付いた浴衣みたいな和装が特徴のそのアニメの魔女の真似を大はしゃぎでする姪に心和ませるオレ。
ジュッ、そんなオレの頬を掠めるように一筋の光が飛んで行った……姪の和装の袖から
フューチャークロちゃん
>>44
嘘をつくことが快感になり次第に義務感に苛まれて現実と嘘が理解できなくなる人物が最後には…
やきう血祭り
喋る自販機
>>48
AIが人間の職を奪って久しい時代。
職を無くした男が偶然見つけた高給アルバイト。それは自動販売機の中に入りお客に一言励みや労いの言葉を伝えるという、誰にでも出来そうなアルバイトだった。
軽い気持ちで職に就いた男だが、一言言う度にお客を怒らせてしまい、ついにはクレームまで入ってしまう。
そんなある日、一人の杖をついた老人が飲み物を求めて男の入った自動販売機にやってくる。
しかし、その老人の様子が少しおかしいことに気づく男。どうやらその老人は目が見えない様子だった。
一言だけ声をかけるのが本来の仕事だったが、見ていられず老人に声をかけサポートしてしまう。
それから、その老人は毎日自動販売機に通うようになったのだがーー。
>>48
『喋る自販機』
彼が仕事帰りに立ち寄る自動販売機はAI音声で規定の台詞を喋る台だった
対人コミュニケーションが苦手な彼の唯一の癒しでありなくてはならない自動販売機に、ある時意味もなく語りかけてみるも当然反応はない
それでも彼は毎日自動販売機にその日あった事や最近の心境を語りかけた
ある日、彼がいつもの様に仕事帰りに寄ると
「お帰りなさい、貴方がくるのを待っていました」
と自動販売機はいつもと違う音声を発しー
>>48
「お疲れ様!あたたかいお飲み物はいかがですか?」
深夜の道路、街灯の下にぽつりと佇む自動販売機は、私の数少ない話し相手。
40歳で独り身の私には、恋人はおろか友人すら居らず、来る日々を虚しく過ごしている。
そして、そんな私の唯一の癒しがこの自動販売機の音声「ひとみちゃん」なのだ
「ああ、頂こう」
小銭を入れ、いつも買うコーヒーのボタンを押す
ガタッと音が鳴り、取り出し口にコーヒー缶が現れた。
私は違和感を覚えつつも、おもむろにそれを取り出した―――
>>55
なんでコーヒー買って、そのコーヒーが取り出し口に出てきて違和感を覚えるんや?
>>57
音声ある自販機は大抵当たり付きやねん
本編書く気にはならんが
半分黒い
>>50
メインのドラマの合間に挟まれるショートストーリー
おSiri
>>51
「へいsiri」
男がスマホに話しかけると返事をしたのは何と自身のお尻だった。
その日から、男のおSiriの奇妙な同居生活が始まった。
>>58
音声は男性の方?
>>51
主人公には悩みがあった
おならをすると、音がまるで自分の声のように聞こえてしまうのだ
子供の内はただのうめき声のようだったが、大学生になったころには、とうとう意思をもって話しているようにまで聞こえてしまう
時は流れ、就活、大企業との一次面接
突然難しい質問を投げつけられて困っていると、お尻から模範的回答が
その回答がきっかけとなり、主人公は面接を通過してしまう
味を占めた主人公は二次、三次面接とおならの力で合格していく
いよいよ社長との最終面接前夜、絶対に外せない主人公は、大量におならが出るようにサツマイモを食べまくる
面接当日、主人公は余りの臭さに呆れられ、話も聞いてもらえないのであった
>>81
ワロタ
イモータル胃もたれ
>>56
『イモータル胃もたれ』胃薬を探していた私は面妖なパッケージの薬を見つけた。
私には金がなかった。怪し気なパッケージでも、一番安いそれを買う以外に胃のムカムカから逃れる方法はなかったのだ。
「本当に買いますか?」レジでの会計で店員は聞く。体調の良くない私はイライラしてそれを無視し、会計を済ませ店を後にした。
服用し、一晩寝たら胃の違和感は消えてなくなっていた。爽快な朝に私は嬉しくなった。
そんな日々は遠い昔、核戦争で人類が滅び切ったこの地球に独りのこされ、何をするか、私は途方に暮れていた。
あっちむいて
>>59
なんで、なんで君が此処にいるのだろう?
だって君はもう……最愛の人は手の届かぬ場所に行ってしまったはずだった。
失意に沈んだボクに掛かったもう聞けるはずのなかった彼女の声『こっち向いて』
その声に顔を跳ね上げればこの先、決して捉える事の出来ないと思っていた彼女の姿。
帰って来てくれたんだと思ったんだ……冷たい手を握りながら彼女は言う『貴方は精一杯生きて……』
オワリの時が迫る瞬間に……今にも泣き出しそうな笑顔で彼女が言った『あっち向いて』
忘れる男
>>62
夢で見た出来事が明日起こることを知った男はそれを駆使し様々な悪巧みをするものの肝心の部分が忘却の彼方へ…
>>62
男は物忘れがひどく、あるとき、思い切って自身の身体に消えないメモを刻み込むことにした。
思いつきが功をなし、男は身体を見ることで物事を思い出すようになる。
ほどなくして、男の身体はメモで埋め尽くされた。
だが、男は耳だけにメモをするのを忘れ、後にそれが取り返しの付かない悲劇を生むこととなる。
>>62
男は忘れっぽく仕事が出来ず、上司に怒られる毎日を送っていた。
ある日見知らぬ男に怒られた事実さえも忘れる事ができるという薬を渡され、毎日服飲していた。
上司に怒られる度に薬を飲み、その量は徐々に増していった。
飲めば飲むほど記憶は消えていき、遂には自分の事も忘れてしまった。
「薬を飲まなきゃ。でも、なんで飲んでいたんだっけなぁ。」
人生投資屋
>>63
将来有望な子供たちへ投資するジーニアス計画を利用し有望な子供たちへ大金を注ぎ込み自分の国を建国しようと密かに目論む資産家であったが…
>>63
主人公が街を歩いていると「人生投資屋」なる人間から声をかけられる
ランダムに選ばれた子供に投資し、お金を自由に使ってもらう
そして子供が大成すれば、成功した分のお金から何割かもらえるというものだった
人生上手くいかないことだらけだった主人公は、話に乗って知らない子供に全財産を投資する
数年後、主人公の元へ再び人生投資屋が
おめでとうございます!あなたが投資した子供はベンチャー企業の社長として、大金持ちになりました!
あなたには成功した分の2割、10億円が戻ってきます!
思わぬ大逆転劇に、大喜びする主人公
投資屋は言葉を続ける
ところで、これであなたも「成功」となりました
つきましては、あなたへ投資していた人物へ、資産の2割を送っていただくことになるのですが…
>>124
すき
ようあらすじ作れるな
世にも奇妙な物語好きやが作れる気がせんわ
>>64
オチへの持って行き方とか伏線の回収の仕方とか考えずにこれ面白そうっていう思いつきを並べてみるんやで
ワイあらすじ書けないけど
殺人VR
>>65
殺人VR
貴方も一生に一度の体験を!
そんなありきたりなキャッチコピーに引かれて私はとある場所に来ていた。
「殺人VR」なんでも過去の事件を参考に始められたサービスらしい。
不謹慎と言われるかも知れないが、ストレスを抱える日々にはうんざりだ。
犯罪者になるくらいなら、ヴァーチャルで発散する方が良いに決まっている。
自分を正当化する理由を考えながら店内に入る。
静かな音楽が流れる店内に殺伐とした様子を想像していた私は呆気にとられた。
「…いらっしゃいませ」
思わず飛びのくと目の前にはいつの間にか人が立っていた。
恐らく店員なのだろうがボソボソと暗い雰囲気は好きになれない。
料金等の説明をしているが、聞き取りにくい声なので聞き流すことにした。
ようやく体験場に通されると中には座り心地のような椅子とVR機器が備え付けてある。
ワクワクしながら機器を装着し新たな世界へと旅立つ。
目が覚めると先ほどと変わらない店内。
失敗かな?
あの店員ならやりかねないと思いつつ部屋を出ようとする私に何かが飛び込んでくる。
喉に広がる鉄の味、腹部への熱く鈍い痛み。
目線を下ろすと先ほどの店員が深々と包丁を突き刺していた。
汗をびっしょりとかきながら飛び起きる。
お腹をぺたぺたと触るが異常は何もない。
「…ご満足いただけましたか?」
話が違うと罵る私に店員はニタリと笑みを浮かべながら答える。
「ですから最初にご説明した通り、一生に一度の殺人をされるご体験がお楽しみ頂けます」
シェア奴隷
>>74
シェア奴隷
今は未来、社会は奴隷によって支えられていた。
奴隷の人口比は脅威の80%超え。
奴隷無しで社会は語られない。奴隷こそ文化だ。
奴隷を否定するなんてあり得ない。
10%も満たないご主人様は奴隷の間で
めまぐるしくシェアされる事となった。
「……あぁ、奴隷から解放されたい」
特殊一般人
>>79
罪を償い、服役を終えたものは晴れて自由の身となる
だが、過去が消えるわけでない
出所後も差別や偏見の目に合う彼らを、人々はいつしか特殊一般人と呼ぶことになった。
彼らはどのように日々を暮らし、生活しているのか。
これは、誰も知らない陰の物語。
死角繁盛店
>>82
死角繁盛店
今のご時世、はやりのネット対戦ゲームと言えばFPS。
勝利するには色んなコツがあるが、一つは死角をどう克服するかだ。
それを特訓するにベストなのが死角店。
死角店の中でもここの繁盛店には色んな死角が揃ってる。
ここで片っ端から死角を買って特訓すれば腕も上がるというものだ。
地道に通い続けてついに全メニューを制覇した。
フフフ、俺にもう死角はない。完璧だ。
これで次の対戦でFPSチャンピオンに勝てる!!!
カランコロンカラ~ン
俺はドアを開け意気揚々と店を出た。
店「ありがとうございました。またのお越しを」
出た瞬間からもう別の客が入店する。さすが繁盛店だな。
カランコロンカラ~ン
店「いらっしゃいませ、いつもご贔屓ありがとうございます。
たった今ご注文の新しい死角が入荷致しましたよ、チャンピオン様」
うーむ、他の方達の粗筋がいい意味で一癖も二癖もあって自分の粗筋が恥ずかしいレベルや
こういうのって発想の違いがよう分かるんやな
やっぱ起承転結が出来てるやつは面白いな
世にもというかノベルっぽいのが多い気が
知らない母
>>100
母子家庭だった。何でも気になることは母に聞いた。生真面目な母はなんでも答えてくれた。
しかし、父親のことを聞くといつも、母は悪戯っぽく笑いながら答えるのだ「知らない」
>>100
アタシは旧日本軍によって母の子宮から引きずり出されたらしい。
アタシを引きずり出した軍人は、どうやら母の中にいる胎児の性別を当てる賭け事をしていたようだ。
アタシは母を知らない。愛を知らない。温もりを知らない。
冷たい闇から産まれたアタシは、日本軍に復讐を果たす。
消えた白星
>>103
ある子供が夜に天体望遠鏡で夜空の星を観測していた
すると、白く光る大きな星を発見した その星の名前を調べようと図鑑を調べるも名前は載っていない
新しい星かと思い親にその星を見せようと呼んできた時にはその星は消えていた
結局その白い星は消えてしまったままだったが、それから3か月後に突然白い星が現れる しかも今度は7つも
子供はびっくりして今度はじっくりとその星を観察する すると突然、白い星の光が大きくなる
子供はその星にあっけにとられていると、親が突然子供を呼んだ
何かと思いリビングに向かうと、テレビはあるニュースを報道していた
「未確認飛行物体が地球に向かっているとの発表がNASAよりありました NASA発表によりますと、飛行物体は7機・・・」
地獄眼力
>>108
事故で臨死体験にあった男
ひょんなことから閻魔大王に気に入られ、
他人が過去に犯した罪を見抜く特殊能力を授かった。
当たり屋常習犯の事故相手や銭ゲバ弁護士、医療ミス多発の病院から辛うじて難を逃れ
なんとか自宅に帰りついた男だったが、
自分の妻に保険金殺人の前科があることを知ってしまう
自宅警備員
>>113
自宅の庭から時価300億円相当の金塊が
男は金塊を狙うお隣さん テロリスト集団 政府から自宅を護るはめに
>>113
20××年 徹底した少子化対策の影響により日本は少子化から抜け出したものの景気の暴落により治安は悪化の一途を辿っていた
そんな中で誕生したのが自宅警備員という、一般家庭に常駐し家族を警護し治安を守る職業であった
男はある家庭に常駐警備員として配備される事になった 暖かく迎えてくれる家族、華やかな食事、恵まれた勤務環境…何不自由ない環境だった
しかしまるで野良犬のような環境で育った男との生活感とは離れ過ぎたその環境と境遇の差に段々と男は鬱憤を重ねていくのであった………
>>113
「自宅警備員」
高校生の山本は自宅を警備していた。日夜迫る悪しき教団を撃退する為に。
有刺鉄線を張り巡らせた自宅から自宅前を通る教団員をボウガンで狙う。
あの手この手で教団員を日々仕留めていたが、ある日、自宅に武装した教団員達が押し寄せた。
山本は聖剣を片手に教団員を次々と仕留めたが、不覚にも教団員に囚われてしまい――
――翌朝の朝刊には××市に住む一人暮らしの40歳、無職の男が通行人、警官含め10人に重傷を負わせたニュースが掲載された。
謎の草
>>119
「謎の草」
俺は除草師
草を見つけては刈り取る仕事だ
だが草の事はあまりわからない
詳しくなくたって仕事に支障はない
あるとき草が発生した
後輩が言う「これを刈り取るのは大仕事ですね」
なぁに俺の手にかかれば簡単なもんさカタカタカタ,ターンッ!
「さすが先輩凄いセンスですね!」
ほら、もう俺にとって謎の草は生えない
熱男と冷たい男
おんj民の破壊的才能オンパレード!
>>123
本の帯にクソデカ字で書いてそう
素晴らしい先輩
>>130
あるプロ野球選手がいた。その選手は誰からも慕われていた。先輩、後半、同級生みんな丁寧に接している。
物怖じしない俺はその先輩に強気に話しかけるが…
自分予報
>>139
自社の試作品である自己予報装置を身につけ自分の行動が人生にどのような影響を及ぼすか観測するよう社に命じられた研究員が装置が街中を闊歩すれば運命の人と出逢うと予期する
果たして運命の人と出逢えるのか…
>>139
男は受験生だった
明日に控えた大学受験の合格発表、気持ちを落ち着けるためにラジオを聴いていると、突然自分の名前が聞こえてくる
そのラジオは、まるで明日の自分を予報しているかのようなことを発していた
「明日の男さんは、青芝大学に受かるでしょう」
そのラジオに怖さを覚えた男はラジオを切るも、その予報通り大学受験に見事合格する
男はそのラジオが気になり、周波数を昨日のラジオに合わせた するとまた自分の予報が聞こえてくる
「明日の男さんは、交通事故の瞬間を目撃するでしょう」
するとその予報通り、交差点で起きた車の交通事故の瞬間を目撃する
そのラジオの予報をすっかり信じ込んだ男は、今日もそのラジオに周波数を合わせた
「明日の男さんは、空き巣と鉢合わせになり殺されるでしょう」
>>149
マジかー
>>139
いまいちな出来になった
時は未来、ラプラスの悪魔をAIが担えるようになった時代…
人々には毎日、「自分予報」が届く
今日のあなたは○時○分、転んで怪我をします、ご注意を
しかし、気を付けようとしてもそれは変えられるものではない
「気を付けよう」と考えていることまで予測して、AIは予報を出しているのだから
ある日のこと、主人公に送られた予報には「〇時〇分あなたは死にます」とあった
驚き、周りに確認すると、皆同じ予報になっている
ニュースを見ると、全世界のほとんどの人間に同じ予報が届いたようだ
どうやら、異常なスピードで隕石が迫っているらしい
人類は恐怖し、すぐに団結した
地球上のミサイルを隕石に向けて発射したのだ
結果として隕石は砕けたが、砕けた破片が地球上に降り注ぎ、隕石が直撃するよりずっと多くの死者を出すこととなった
なんだか釈然としないまま、主人公は死の時を待つのであった
>>160
ショートストーリー賞やわ
乳首融合
>>140
ある日男は通販サイトで偶然興味深いものを目にした
それはなんでも融合できる不思議な機械であった
初めは手近なもので実験していた男だったが次第に男は興味に飲まれてしまう
そして行き過ぎて好奇心は恐怖の人体実験へと繋がってゆく…
だれか出版社しらんか~
>>142
「だれか出版社しらんか~」
男は窓の外から聞こえるその言葉に目を覚ます
外を見ると目が突き出た黄色い身体の二足歩行の怪物が立っていて…
仮人間
>>153
仮人間
「おい、このアプリやろーぜ」
友人に見せられたスマホの画面には仮人間というシンプルなロゴがあった。
操作方法もかねて隣で見ていると、どうやら善いことを積み重ね仮人間というアバターを真人間にするアプリだった。
アホらしと思いつつ、自分のクラスでは既に流行っているらしく真人間になった人も何人かいるらしい。
その中には自分の好きな女の子もいた。
話の種にはなるか…軽い気持ちで友人に招待してもらい自分も仮人間を始めた。
内容としてはクソゲーもいいとこだった。
皆よくこんな苦行が続けられるものだと感心するほどだ。
アプリのことなど忘れたころ友人と帰っていると仮人間が話題になった。
友人はこの連休で仮人間を真人間にするらしく、あと少しなんだよと熱心に語っていた。
連休明け友人は晴れやかな顔だった。
アプリひとつで単純な奴と心の中で蔑んでいたが、真人間とやらが気になったので
スマホを取り出しアプリの画面を見せて訊ねた。
「ああ、そんなものやめたよ。まともな人間のすることじゃないよ」
そう言う友人の目は俺の知っている友人ではなかった。
黄色い壁の家
>>157
ある村に、一つの家が建った
その家は壁が黄色だけで塗られており、異様な風景を醸し出していた
しかしその家に住む人は明るい女の人で、いつしか村民の警戒も解けていた
そんなある日のこと、黄色一色だった家に黒が塗られていて、壁は黄色と黒が塗り分けられた状態になっていた
何があったのかと村のある男がその家を訪ねた すると、反応はないが家の鍵は開いている
男が家の中に入ると、女の声が聞こえてきた
「黄色と黒の模様は、スズメバチの模様なんです。近づいちゃだめじゃないですか」
女はアイスピックを持っていた
>>178
その発想はすごい(KONAMI)
記憶管理官
>>158
時は西暦2230年、人々が本格的に電子の世界を自分の体を共有し始めた世界
その世界には、「記憶管理局」という秘密組織があった
人々が頭に付けているマイクロパッチから秘密裏にナノサイズの機械を脳に走らせ、人々の記憶を解析して管理するという場所である
これを行えば、殺人事件が起きても犯人をすぐさま検挙できるし、違法行為をした記憶を割り出せばすぐに逮捕できる
そんな場所で記憶管理官として働いていた男は、管理した記憶データを整理していた時に、ある一つの記憶を見つける
それは、自分が人を殺しているという記憶データだった
だがそんな記憶は自分にはない、男は恐ろしくなりその記憶データを削除した
翌日も管理していた記憶データを整理していると、今度は自分が宝石店に侵入して大量の宝石を盗むというデータだった
これにもそんな記憶は自分になく、恐ろしくなった自分はその記憶データを削除しようとするが、その直前で警察に取り押さえられた
警察は男が殺人と窃盗を犯したことに対する逮捕状を見せた 男はやっていないと抵抗する
すると、警察が一つの動画を男に見せた この記憶管理局の防犯カメラである
そこには、自分が犯罪を犯した記憶を記憶管理局のデータに移している男の姿がはっきりと映っていた・・・
>>230
それっぽいワードでよくそこまで想像を組み立てられるなぁ…
素直に感心するわ
278:名無しさん@おーぷん: 2018/04/18(水)00:37:03tjL
うまい
>>158
その男の仕事は、記憶管理官。犯罪者の記憶を保管し、裁判などで使える物証として提供する。
妻はいない。家族もいない。誰もいない部屋で延々と作業をするだけの仕事。だが不思議と寂しさはない。
記憶は生きてきた時間に比例して増えるし、夢すらも記録されているから、綺麗に犯罪の部分だけを洗い出すのはとても難しい作業だ。しかしこの凶悪な犯罪者は許せない。真実をもって、法という正義のもとで裁かれるべきだ。
しかしそろそろ疲れを感じる。
男はベッドに横になった。
その男の仕事は、記憶管理官。
作業を終えて眠りについた男の記憶を改竄して、ようやく一息ついた。
あの男は、犯罪者だ。記憶を弄られながら、かれこれ15年は同じ行動を繰り返しているという。そういう罰だ。しかし彼は、まさか15年も働いているとは思わないだろう。毎日毎日、生まれ変わったような気分で仕事を繰り返すのだ。
そういえば、俺の前任はどんな奴だったのだろうか。俺が対象の担当になってから15年も経ってはいないし。うっ、頭が痛くなってきた。どうやら働き過ぎたようだ。日誌をつけて俺も寝よう。あれ、今日から新しい冊子かな。
男は折り目のついていない冊子の最初のページに日誌を書いて、ベッドに横になる。
その男の仕事は、記憶管理官。
ようやく奴が眠ったか。あいつ、救いようもない犯罪者のくせに几帳面な性格みたいだな。日誌を書いてやがる。だがそういう記録物は残せない決まりだから、処分せねばな。そして景色が変わらないように、代わりの冊子を置いておかねば。
さて、俺も今日の仕事は終わりだ。
男はベッドに横になる。
その男は、記憶管理官ーーーー
記憶管理官
275:名無しさん@おーぷん: 2018/04/18(水)00:35:21jMV
>>230
これもイイ
279:名無しさん@おーぷん: 2018/04/18(水)00:37:11SpQ
>>230>>251
どっちもすこ
すれ違う影
>>162
男は今日もある女を待つ。
男はいつも女と影が触れ合うか触れ合わないかの位置で女をちらちら見る。
男は女の彼氏と思われる男が来ると去ってしまう。
このままじゃ駄目だと思った男はおんjでどうしたら彼女と付き合えるか聞いてみる。
勿論レスは酷いものしか来ない。
ストーカーだのキモイだの書かれているレスにたちに男はあるレスを見つける。
「殺して自分のものにすればええやん」
男は思いつめすぎていたのか、これだ!と思って実行してしまう。
実行の日、男は刃先の鋭い物を隠しもち、女に刺そうとした瞬間―
背後から、
警察官がなぜか俺の手を持っている。
後ろを向くと女と彼氏が俺の方を見つめる。
女「その人です!」
女とすれ違うかと思った影は
俺と警察官だった。
天気オークション
>>167
異常気象により雨が降らなくなった現在
雨は官立気象センターから市町村単位で売買される時代へ
しかし雨を民間に横流しするバイヤーが現れ…
天国病院
>>172
孫に囲まれ、幸せな最期を迎えた男
当然ながら天国に昇っていった
天国で男が見たのは、立ち並ぶ大量の病院と、駆け回る白衣を着た天使たちだった
それもそのはず、死後の世界だからといって、若返るわけではない
みな死んだときの年齢のまま、永遠を過ごさなくてはならないのだ
男もかなりの年になっていたため、天国について早々たおれてしまう
天使たちの声が聞こえる
先生、先程の女性で病院のベッドは埋まってしまいました!
薄れゆく意識の中、最後に別の天使の声が聞こえた気がした
確認取れました!地獄病院、スペースがまだ開いているようです!
人生レンタルショップ
>>173
妻は娘を連れて出て行った
毎日仕事ばかりで家庭を顧みなかった罰だろうか
「そうは言っても仕事をしないと生活ができないじゃないか」
そんなことはわかっていた
それでもろくに休みも取れず働きづめの自分の人生が嫌になった
『働いたら負けだと思ってます(笑)』
働きもせず楽しそうに過ごす人間もいるのにな、と昔見たテレビに出てきた若者を思い出す
守る者もないしニートにでもなってやろうか
ふとそんな思いが頭をよぎるが、それでは生きていけないことくらいわかっている
お試しニート生活なんてものができたらなぁ
くだらない妄想をしながら、もう帰っても誰もいない家へと帰る
なんとなく、本当になんとなく路地の方に目がいった
「人生レンタルショップ?」
こんな店があっただろうか
いつもなら絶対に入らない胡散臭い店構えだが、疲れていたせいだろうか、なぜか入ってみようと思った
「どうせ帰っても誰もいないんだ」
入ってみるとごく普通のレンタルビデオ屋のようだ
「なんだ普通の店じゃないか」
少し落胆しながらせっかくだから懐かしい映画でも借りようかと棚を探す
ところが目当ての映画は見つからない
それどころか映画らしいタイトルのビデオが1つもないのだ
並んでいるタイトルは、大学生、社長、医者、ホスト、芸人、お父さん、などと言うものばかりだ
「いったいなんなんだ」
やはり胡散臭い店だったかと思っていると後ろから声がかかる
「どのような人生をお求めですか?」
>>173
「人生レンタルショップ」
会社員の岩間はある日、知り合いに「人生レンタルショップ」という店を勧められる。
この店では人生を他人に貸し借りする事が出来るというものだ。
専用の装置に入れて専用のゴーグルを着用する事で、使用者はその人生を最初から最後まで追体験出来る。
日頃の生活に退屈していた岩間は幾つかの人生を借りた。
岩間が借りた人生の中には歩けない少女の人生や戦場で若くして散った男の人生等、色々あった。
徐々に岩間は人生レンタルに夢中になり、より刺激的なものを求める様になった。
殺人鬼の人生、幸せな家庭で育ったがおかしな化物に追われて最後を迎えた女子高生、不幸な少年の人生。
一つの人生を追体験するのに現実時間では一秒も掛からない。
レンタルした人生を全て見終えた岩間は仕事も上手くいく様になった。
恋愛も上手くいった。出世し、結婚し、子供も二人生まれた。
ある日、岩間は家族と共に眠りに就いた。
目を覚ますと其処は病院のベッドのだった。
身体を動かそうにも上手く動かせず、岩間はベッドから転がり落ちる。
ベッドから落ちた岩間の目に、鏡が見えた。
そこには「人生レンタル」のゴーグルを身に着けた、全身に包帯を巻き、手足の無い、自分の姿が写っていた。
>>192
面白いしオチも上手すぎ
>>192
これ見たい
>>192
素晴らしいな
名脇役
>>184
ノルマンディー上陸作戦 スエズ動乱 キューバ革命 大躍進運動 公民権運動…あらゆる時代の転換期の報道写真に映り込む一人の男の謎を探るうちに…
>>184
「名脇役」
ある男の俳優がいた。男は、名脇役で誰からも慕われた。
その男は、何百本というドラマに出てきたが全てが脇役だった。
男は、死ぬまでに一度でいいから主役になりたいと望んでいた。
とあるドラマの収録日の夜、男は突然死した。
そのドラマは全員が名脇役の主役だった。
約束を破る男
>>186
昔から約束を破る男がいる。
この男は小学生からの仲で、人生におけるほぼすべての約束を破ってきたのを見てきた。
約束を破る男と20歳祝いをしようと約束をしたが、早速約束の時間から5時間は遅れている。
仕方なく1人で家にいたが、突然チャイムがなる。
まさか…と思い開けてみるとまさかの約束を破る男がいた。来るだけでも感動なのだが、男と過去の事や未来の事を話していたら主人公は泣けてきた。主人公はこの日を一緒忘れないと思いながら約束を破る男が時間だと言うので、見送ることにした。
約束男は家を出てからずっと俺の方に手を振っていた。
ー突然、車が飛び出してきて約束男が死んでしまった。
数日後、男の葬式が開かれた。
主人公が「男…」とボソッと言うと
男「なに?」突然男が棺桶が飛び出してきてきた。
男「ここどこ?」
なんと、男は気絶していただけだったのだ。
この男はどこまでも約束を破る男だったのだ。
誰も守っていない
>>188
男が公園を散歩していると、看板が目についた
「ボール遊び禁止」
しかし子供たちが野球をしている。男は特に気にせず通り過ぎた
さらに進むとまた看板があった
「ポイ捨て禁止」
しかし足元はゴミだらけ、男は特に気にせず持っていた空き缶を地面に放り投げた
さらに進むとまたまた看板があった
「殺人禁止」
男は
>>204
予想の斜め上行った
すこ
>>204
すここのこ
15分の箱
>>193
ある男が、古びた骨董品屋に立ち寄った
その骨董品屋は、いかにも古そうでそして価値のありそうな骨董品を多く展示していたが、その中にただ古いだけの木でできた箱を見つけた
男はその木箱が気になり、店主にこの箱はなんなのかと質問すると、店主はこういった
「これは“15分の箱”です。人々が秘密にしたいと思った15分をこの中に吹き込み、様々な15分が溜まったものになります」
男は説明を聞いても釈然とせず、ふと値段の方に目を落とすと、1500万円と書かれていた
こんな箱が150万もしてたまるかと店主に言うと、もう展示をやめようと思っていたものだからタダで売ると言ってきたので、男はその箱を買った
その箱を持ち帰ろうと棚から降ろそうとすると、とんでもなく重いことに気が付くが、気づいたときには箱を棚から持ち上げており、男は重みに耐えきれず箱を落としてしまった
するとその箱は地面にたたきつけられ、バラバラに壊れてしまった すると店主は怒り出した
「なんてことをするんですか!これには人々の秘密が詰まってるんですよ!その秘密がばらまかれてしまったら、どうなるか分かってるんですか!」
男はその店主の怒りようにびっくりしてしまったが、まもなくして壊れた木箱から様々な声が聞こえてきた
どんな秘密がその箱に入っているのか、男は気になり壊れた木箱に目を向けた
だが、そこから飛び出してきたのはぐちゃぐちゃで全く繋がりのない話だらけ、すると店主がこういった
「箱の中にあった様々な15分が、全部混ざってしまった!」
失敗の缶詰
>>202
スーパーの商品棚に1つだけ奇妙な缶が置かれていた。
『失敗の缶詰』それしか書かれていない。
缶を持ち上げた手ごたえからして食品ではあるらしい。
店員に尋ねた。
味付けを間違えた失敗作であるらしいが詳しいことは分からないそうだ。
俄然興味を引かれた私はそれを購入し足早に家路についた。
缶切りでさっそく中身を拝見。
一見して普通の魚の煮物、おそらくサバであろうか
一体なにが失敗なのだ?外観からは判明しない。
しかし、一かけら、その物体を口に運んだ私は、思わず呟いた。
酸っぱい・・・
>>202
「失敗の缶詰」
主人公はエリートサラリーマン。
どんな難題でも必ず成功を収めてきた。
そんな彼の噂は瞬く間に広がり、誰もが注目を集めていた。ヘッドハンティングを繰り返し何社も渡り歩いてきた。業界でいや今や世間で彼を知らぬ者はいなかった。
ある日主人公は深夜のコンビニで不思議な缶詰を見つける。
「失敗の缶詰」
横の説明書きを見ると、どんな人間でも必ず失敗を味わえます。しかも今までの生活は一切変わりません」と書かれている。
自分の人生で失敗等一度もなかったしピンチすらも切り抜けてきた主人公は失敗を味わった事など一度もない。
リスクもないのなら是非味わってみようとジョークグッズの類いと思い買ってみる事にする。
カシュッ
その瞬間から彼は他人の心の奥の声が聞こえるようになる。彼の周りには常に彼の成功を妬む声に溢れていた。どこにいても誰もが彼に注目する、妬みの視線で。
とうとう彼は耐えられなくなり追いつめられて仕事でミスをわざと犯そうとするが、怪我の功名が起こり結果またもや名声を上げてしまう。しかし名声の中には怨嗟の声が渦巻いている。
あぁ失敗したい、失敗したい、失敗したい、失敗して怨嗟の声から逃れたい!
しかし彼は缶詰の力で必ず成功に導かれる。
なんだよ、あれは失敗の缶詰じゃなかったのか……開けなければ良かった
かぶってすまん
>>257
全然いいで
むしろ色んなパターンを聞きたい
ここのレス抜粋して本にできそう
はんかちおうじ
>>211
男は甲子園のヒーローだった
決勝でライバルと投げ合い延長のすえ遂に勝利を手にした
彼のライバルは高校卒業後すぐにプロに入ると神の子と呼ぶにふさわしい活躍を見せる
自分は自分、焦ることはないと言い聞かせ大学でひたむきに先週を重ねた
しかし大学に入ってからの酷使がたたりプロ入り前に肩を壊してしまう
大学卒業後プロになったがそのころにはライバルはもう雲の上の存在になっていた
溢れる嫉妬心から彼はある行動を決断する…
恫喝横丁
>>213
恫喝横丁
ここは場末の恫喝横丁。
そこかしこで恫喝プレイが行われてる。
トウシロには敷居が高いが、通の間じゃ大流行りだ。
今日もちょっくら一杯引っ掛けるかぁ。
「われコラァ!水割り一杯1,000円で済むと思ってんのかっ!」
「ひぃぃぃい」
「3万円じゃボケェッ!!」
ふぅ、今日の恫喝はやけに本物そっくりだぜ ( #)ω・)
電脳聖母
>>215
母親のいない男は怪しいセールスが電脳聖母なるものを買ってしまう
いままで何も行かなかった男は口うるさい電脳聖母ににいうとおりすると仕事も何もかもうまくいった
大金持ちになった男は何年も会ってない母に会いたくなる
母に会うべきか尋ねると電脳聖母はなにも答えない
必死になって母を探すと母はもう亡くなっていた
遺影には電脳聖母が写っていた
うまくかけない
>>221
ええ話や…
>>221
ちょっと泣きそうワイ
メカ亀田
>>219
夏休み明けに親友の亀田がサイボーグに改造されていた!
しかし亀田は自分がサイボーグになったことを頑なに否定し挙句の果てに俺の好きな美子ちゃんと付き合っていることを吐露される キレた俺はサイボーグに改造してもらい亀田と勝負することになる
二人目の自分
>>222
彼女は大女優だった。世界中の映画に出演し、もはや彼女を知らぬ者はなし、人気は絶頂。
しかし、老いは避けられない。彼女はあらゆる手段を使って、複製人間の開発に成功していた裏の研究所に赴いた。新しい肉体を作り、記憶も移植できるのだ。
莫大な資金を投じて、自身の若いクローンを造るよう説得に成功した。これで新しい、若い肉体が手に入る!
しかし彼女の血液を採取し、なにやら調べていたドクターが言った。
「すでにあなたは二人目です。クローンにはオリジナルの遺伝子情報が……」
彼女は目の前が真っ暗になり、ぶるぶる震えて床に手をついた。
ちょうどそのとき、研究所を尋ねる者があった。彼女と同じ顔をしたその女は、ドクターを見るなり、
「ねぇ、私の若いクローンを作ってちょうだい!」
二人目の自分
3番目の男
>>224
3番目の男
俺は3番目の男。いつでも1番目になれるが、あえて3番目に収まっている。
なぜかって?1番目はやたらと目立って窮屈だろ。色々狙われるしな。
2番目も危ない。1番目がやられたらすぐ次の1番目だからな。
安全が一番長いのは3番目ってわけだ。
この人食いモンスターが棲むダンジョンでも定石通り3番目を歩いている。
1番目「駄目だ行き止まりだ。一番後ろの3番目よ引き返してくれ」
>>224
その男は何をするにしても3番目だった
テストの成績も体育の成績もモテ度合いも
男は悩んだ
「どうやったら一番になれるのか」
それから男は神に祈った
「何でも良いから一番にして下さい。出来れば世界一が良いです」
数ヶ月後、男は新聞に載った
世界で一番高い所から飛び降り自殺した男とした
>>357
難c
だじゃれサミット
>>225
20xx年長きに続いた戦争を治めるために
だじゃれサミットが開かれる
各国の首脳が揃い、だじゃれを言い合う
会は和やかに進んでいく
終盤になると戦争はやめようという条約をサミットに参加した国全体で結ぼうとした時
どこかの国の首相が言った
なんておそロシア
そのだじゃれをきっかけにまた戦争は激化した
>>228
すこw
世界にしか通用しない男
>>227
俺の名前はセージ・コバヤシ
ジャイアンツのキャッチャーだ
肩と肘には自信があるけど打撃や捕球はからっきし
どうせ俺は叱られてばかりのポンコツキャッチャー……ずっとそう思っていた。俺の前にあの人が現れるまでは……
小久保「小林くん!クロワッサンなんて食べてる場合じゃない!今日から君も侍ジャパンだ!」
ヒョンなことから日本代表に選出された俺は侍として世界と戦うハメに!?
さらに正捕手嶋さんが怪我で離脱して俺がマスクを被ることに…
もうこうなったらやるっきゃない!
いつもおっかないレジェンドウナギ先輩、フォーク捕りの達人細川さん、そして離脱した正捕手嶋さん……日本中をさまよいながら先輩捕手の技術を勉強して修行する日々
そして迎えた世界大会当日、前回大会のヒーロー井端さんからたくされた伝説のバットが突然謎の光に包まれて……
─新番組『侍のセージ』毎日夜7時から絶賛放送中!─
「どうせ」なんて言うのは、もう終わりだ!
>>227
俺は昔から優秀だった。
子供の頃から勉強もスポーツも何もかも1番だ。
でもレベルが高すぎるせいかな、中学に上がる頃には低レベルの奴らの中に俺の居場所はなくスポーツで引き抜かれる形で他県に引っ越した。
高校も大学も同じだった。
周りの低すぎるレベルが合わず、俺はもっと大きな世界に引き抜かれて成長していった。
もはや俺の居場所は日本には無い。
この俺の素晴らしさをわかってくれるのは国なんて小さな単位じゃない、世界だ。
才能を認めてくれる某国のスカウトマンに引き抜かれる形で俺は世界に旅立った。
でも最近どこの国でも拍手がないんだ。
経験から言うと、そろそろ引き抜きの話が出るころだな。
大人用日記帳
>>233
ある日 1組の夫婦に日記帳が手渡された 法律により大人でも日記を付けるのが義務化したらしい
男は面倒臭がりつつも日記を付ける事にした
日々の疲れ、ストレス、夫婦喧嘩…あらゆる愚痴を日記に付けていく中で段々と男は
>>233
ある日1組の冷え切った夫婦に日記帳が手渡された 法律により大人でも日記を付けるのが義務化されたらしい
男は面倒臭がりつつも日記を付ける事にした
日々の生活の愚痴やストレス、夫婦喧嘩や妻の欠点などあらゆる愚痴を日記に書いていった
男は自分の生活があまりにも退屈である事に嫌気が刺した 何とか今の生活から逃げ出したい…男は逃げるように実家に帰っていった
後日、警察から連絡があった 妻が行方不明らしい
若干後ろめたさを感じ家に戻ると部屋に妻のノートがあったので覗いてみる事にした
中には男を気遣う言葉、男への感謝、愛してるという台詞が大量に書かれているのであった
男の涙は止まらなかった
時間審判団
>>236
「お前の作業効率悪いんだよ!」そう言うと上司だと思われる男は部下の事を殴る。蹴る。
この上司の男Aはことあるごとに仕事が遅い効率が悪い等新人に当たり散らす割には自らは仕事を人に押し付けて一切やらない最低な奴だった。
週が明けたある日のこといつものようにAは怒鳴り散らす「おせーんだよ仕事が!俺が怒られるだろう!」その瞬間オフィスに鳴り響くホイッスル
「どうも」ドアを開けて入ってきたのは時間審判団ータイムキーパーズーと名乗る男達
男たちは言う「我々は時間という概念に基づきすべてに平等に時間を与えるもしくは奪う権限を持っている」と
そう言い終わると同時にタイムキーパーズはタイムカードや残業時間の集計を始めた。
2時間後リーダーと思われる男のため息でタイムキーパーズは再び整列を始める。リーダーの男は言う「この会社の時間を見直したがこの会社の時間を奪っている奴がいる為ソイツを排除する。」そう言うと銃を取り出し社員の方に向かってくるタイムキーパーズ。
泣き出す新人社員達、そこでAは言う「あーあ可哀想に俺のように仕事ができれば殺されなかったのになぁ」
その瞬間、銃声が轟くドサッAは倒れた。即死だ。
「貴方は会社の時間を食い潰した。時間誰のもとにも平等に訪れるべきだ」社内からは歓声が上がる。Aが死んだ!消えた!やったー!皆思い思いの言葉を叫ぶ。
バンバンバンバンバンバンバン!大量の銃声が聞こえあたりが静まり返った頃、そのオフィスに生きてる人間はタイムキーパーズ以外いなかった。
「くだらない社内問題で我々の時間を潰した為排除した。時間は誰のもとにも平等に訪れるべきだ。」
>>306
オチが怖くてイイね
バーテンダーのいない夜
>>237
バーテンダーのいない夜
いつも行きつけのバーへ寄る。
珍しく一番乗りだ。
しかしバーテンダーがいない。
カウンターにはシェーカーが転がっている。
そうか今日はバーテンダーのいない夜だったな。
ちょっと喉が渇いている俺は後払いで良いかとシェーカーを手に取り数回振る。
すると女性客が入ってきた。
俺がバーテンでないのは一目瞭然だがジョークを聞かせてこう言った。
女「バーテンダーさん何かいっぱいお願いしていいかしら」
俺は紳士的にそのジョークを受けた。
俺「かしこまりました」
今日はベーテンダーのいない夜。
女の前でシェーカーが転がっている。
僕も__のこと、嫌いだし
>>238
後ろで友人が同級生と誰かの悪口を小声で話している
話の内容からしてたぶんAのことだろう
俺は後ろを振り向いて「わかる、俺もAのこと嫌いだし」と言うと友人は「な、こういうところ」と言った
友人の隣にいたAは「わかる、俺もこいつのこと嫌いだし」と言った
>>238
主人公には嫌いな女がいた 単純に馬が合わなかった
女も主人公を嫌っており、知らないところで主人公の陰口をたたく始末
ある日、主人公は突然、女の名前が分からなくなった
周りの人間に聞いてみても、「そんな奴いたっけ?」と返される
女と、女に関する記憶は、人々からきれいさっぱり消えていた
なぜか主人公だけは、全てを忘れたわけではなかった
あまりに嫌っていたため、嫌いな部分を鮮明に思い出せてしまうのだ
いつしか主人公は、断片の記憶しかない女に思いをはせるようになる
なんで俺は、あんなにあいつを嫌っていたんだ?
主人公は女に会いたくなっていた
とうとう、主人公は行動を起こす
確かにいたあの女にもう一度…
始めは笑っていた友人たちも、主人公の思いにつられ、協力するようになる
様々な困難の末、とうとう女を復活させることに成功する
感動の再開、戻っていく記憶…
主人公は、女を必死に復活させたことを、ただただ後悔するのであった
>>258
すこ
>>258
やっぱり嫌いなんやなwww
過去サバイバー
うな丼
>>241
俺はうなぎ。
今日も生け簀で捌かれるのはいつかいつかとおびえている。
今日は捌かれなかった。
今日こそ捌かれるだろう・・・俺の知り合いはみんな人間の腹に消えていった。
・・・今日も、捌かれなかった。
今日こそは・・・と思っていると、案の定すくい上げられた。
まな板の上に載せられ、鋭い目打ちの先が鈍色に光るのをみていた。
俺を心待ちにしている人間がいるのなら・・・と俺はただ、諦めた。
”今年はスタミナつけなきゃな、優勝のためにも”
最後に見たその客は、俺に似た顔をしていた。
(絶対ちゃうやんけ)
実況板
>>243
最終電車で寝てしまい終点である郊外の辺鄙な農村の無人駅で一夜を明かさねばならなくなった男
改札口をすぐ出て目に入ったのは黒板の掲示板であった
走り書きで記された急用等を見ていると人々の生活が目に浮かび
好奇心によりチョークを手に取り掲示板へ一言書く男
その瞬間に掲示板に浮かぶ数多の「カカッタ」の文字
それ以降男の姿を見たものは無かった
>>243
「実況板」
20xx年、ある男は頻繁に実況板を利用していた。
その男は口が悪く馬事雑言を書きこんでいた。
10年後男は、売れっ子芸能人となった。
人気も落ち着いた頃、ある日ふと男は実況板のことを思い出してしまう。
それ以来男は人前に姿を現さなくなった。
凄腕の鍵屋
>>246
「自慢じゃないけど私はこれまで開けられなかった鍵はありません」
「・・・」
「この金庫の鍵だって私にかかりゃほんの数分で開くんですよ」
「・・・」
「外側からならね」
「・・・」
酸素がなくなるまで残り1時間
>>296
シンプルイズベストやな
>>296
合間にやる短いやつやな
ハルベリシア
>>252
最近同級生達の間で「ハルベリシア」がはやっているらしい
僕には全く意味がわからないが今日も学校で「昨日のハルベリシア見た?」「すごかったよな」というような会話が飛び交っている。友人に聞こうにも流行に乗れてないようで恥ずかしい。
すると僕の友人グループのうちの1人が唐突に「ハルベリシアってなに?」と聞いてきた。
僕は「お前ハルベリシアも知らねーのかよ」と答えた
>>302
誰も知らないってことか
ベンチがアホやから
>>256
ある日Aさんは好きなBくんが公園のベンチで寝ているのをみつける
Bくんの寝顔を見ようとあの手この手を試すがうまく行かない
痺れを切らしたAさん無理矢理身体をひねってBくんの顔をのぞき込もうとする
しかし重心が崩れたのかベンチがひっくり返り、Bくんと一緒に倒れ込んでしまう
Bくん「Aさん?何してるの?」
A「……だって、ベンチがアホやから」
「嫁が画面から出て来ない」
>>266
「呪のビデオ貸してやるよ」
そう言った友人からビデオを借りたのはもう5日ほど前だ
くだらないと思いつつ見てみたがやっぱりなんの変哲も無い古井戸が売っているだけ
やっぱりインチキだったな、と翌日友人に文句を言おうとしたが電話が繋がらない
さらにその翌日に友人が死んだことがわかった
どうやら死の1週間前にあのビデオを見たらしい
こうなっては流石の俺も焦る
ビデオについて調べ上げ、愛する恋人に捨てられた女の怨念に呪い殺されるのだと分かった
恐ろしい反面、その女が憐れに思えた
1週間その女のことばかりを考えたのだ、情が移った俺は奇妙な感情を抱いていた
そして運命の日
調べ上た通り、テレビからあの女が出てきた
俺を殺すのだと言わずともわかった
それでも俺の女への奇妙な感情は変わらなかった
「辛かったんだな。寂しかったんだな。俺を殺すなら殺して構わない。ただ、1つお願いがある。俺が死んだらあの世で結婚してくれないか。」
気がつくと自室で目を覚ました
俺は死んでいなかった
もうあのビデオには井戸も映らない
>>288
草
>>288
さんがつ
草
>>266
一組の男女が結婚した 二人には、アニメが好きという共通点があり、結婚もそれがきっかけだった
ある日のこと、男が妻を起こしに行くと、寝室に妻の姿がない
男は家中を探し回るも、ついに妻を見つけることはできなかった
結局その日妻の姿を見ることはなく、次の日には警察に行方不明届を出して、妻の安否を願った
それから1か月経った後、テレビをふとつけるとあるアニメが流れていた どうやら異世界転生モノらしい だがそのアニメが妙に気になった
そのアニメの詳細を調べると、あることに気づいた アニメ主人公の女のプロフィールが妻とほぼ同じなのだ
男は恐怖に震えた それから4か月ぐらいが経ち、そのアニメは大好評となっていった
だが男はそれに対してある懸念を抱いていた それは、二次創作などで妻が酷いことをされないかという不安だった
予感は的中した ネットで調べているとそのアニメの主人公を強姦したり殺したり・・・などという二次創作作品が見られ、自分は怒りに震えた
どうにかしてそれらすべてを消せないものかと、掲示板などで二次創作への批判を来る日も来る日もし続けた
1か月後、男も姿を消した それから2か月か経った後、男のプロフィールとそっくりな男が主人公のアニメが放映された
>>303
すこ
自分たちのサッカー
>>267
自分たちのサッカー
WCまであと5ヶ月となった。
ここまでのテストマッチは結果を出せずに来てしまった。
「自分たちのサッカーさえ出来れば」
しかし監督は自分たちのサッカーをする事を許さない。
主軸となるメンバー、中盤の司令塔・前線のエース・後衛のキャプテンはもちろんその他の選手誰もが危機感を持っていた。
ある日また負けた試合後、主軸の選手三人は以心伝心で目配せあった。同じ釜の飯を食った仲だ。
ついに三人揃って監督へ直談判する事となった。
選手「「「監督!自分たちのサッカーをさせてください!」」」
監督「じゃあ自分たちのサッカーってなんだね」
選手「「「ゾ素守ー早りンいをプパ固レスめスをカに繋ウてぎン相一タ手気ーをてで封攻決じめめるるるサササッッッカカカーーーだねですだ」」」
WCまであと53ヶ月となった。
こん程度だけどLv0のうちにまた来ます
言葉強盗
>>284
深夜二時に電話がかかってきた
こんな夜中に迷惑な奴だとまだ開ききらない目を受話器に移しそれを手に取る
「もしもし どなたかな?」
「もしもし どなたかな?という電話口の定型文を盗ませてもらったありがとう」
「何を言っている貴様 」
「何という代名詞 言っているという動詞 貴様という名詞を盗ませてもらったありがとう」
「ふざけるのもいい加減にしなさい」
「ふざけるという動詞 いい加減という形容詞 しなさいというするの命令丁寧語を盗ませてもらったありがとう」
それから毎晩我が家に電話がかかり私は言葉を盗まれた
「…」
>>298
ちょっと怖い
絶景かな
>>286
「絶景かな」
私の生まれた街は小さな盆地だった。
四方を高い山に囲まれ日は夕焼けになる前に沈む。
この街で生まれ育った人は地平線というものを誰も見た事はなかった。
どこまでも続くまっすぐな地平線に沈む大きな太陽……。
一度は見てみたいものだ。
「……それがボタンを押した理由ですか?」
ハーグで私は尋ねられた。
彼らが飽きるほど見ているその絶景をこの先私が堪能する事はない。
ぶぶ漬けが恋しくて
>>305
「ぶぶ漬けいかがどすか?」京都に詳しい人なら知っているだろう「もう帰れ」という意味だ。
世の人は陰湿だの陰険だのというが、私はそんな京都の文化が大好きだ。
だから私は町中のいたるところに出没して、数えきれないほどの回数だけぶぶ漬けを勧められいたのだ
そう熱弁する私に、机の向かい側に座った男はこう言った
「カツ丼食うか?」
音の出ないクラリネット
>>307
「先輩、なんだかこの博物館、変な展示品が多いですね」
「そうか?有名なものばかりなんだぞ?」
「えー?そうなんすか?この古くさい柱時計も?」
「おじいちゃんのだ」
「なんすかそれ。こっちの白い貝殻のイヤリングは?」
「森で落としたら熊が拾ってくれたんだ」
「意味わかんねっす・・・こっちのクラリネットは普通に高そうっすね」
「それか?壊れてるぞ。ドとレとミとファとソとラとシの音が出ないんだ」
「全部じゃないっすか・・・ますます意味わかんねっす。それにしても最近暇っすねー」
>>346
どういうことや?教えてクレメンス
>>347
「えっ、あれ実話やったん?」か「実在しないものが集まる不思議な世界」か
どっちが真相なんかは書いてるワイにもわからん
とかそういうことにしといてクレメンス
>>353
ほえー答えは無いんやね
無限の土星人
>>314
無限の土星人
土星人と地球人のファースとコンタクト。
なんでも土星人はなんでも無限らしい。
資源も才能も。
何もかも枯れ果て疲弊していた地球人にとって
土星人との星間交流の締結は吉報である。
挨拶しはじめてかれこれ7年になる。
世にも奇妙ってこんなんなんか?
>>326
知らん
世にも奇妙っぽいに対してそれっぽいやからもはや世にも奇妙ではない
お題はお題で面白い感じだと挑戦したくなるよね
(面白くするとは言えない)
有能ニキ何者なんや…面白い
※関連記事
【超悲報】ワイ氏、ロレックスで門前払いされ上級国民のいる世界を思い知る