※5年前の今日の記事からおすすめを再掲しています
1:名無しさん@おーぷん: 2018/04/12(木)23:41:12Yh8
1985年 春―――
ウッマ「生まれたンゴwww」
ウッマ「マッマ 乳飲ませてくれンゴ」
マッマ「は?てめえで立って飲みな」ヤセイノオキテー
ウッマ「……」
ウッマ「はぁ…はあ… 自分の足で立つのしんどいンゴ……」
牧夫「おい大丈夫か ほれ」ヒョイ
ウッマ「すまンゴ……」チュウチュウ
牧夫(この仔大丈夫かいな……)
ウッマ「草うまいンゴwww」モシャモシャ
ウッマ「ワイの他にもウッマいっぱい生まれたンゴねぇ……」モシャモシャ
ウッマ「……」
ウッマ「関わるの怖いンゴ……」モシャ
牧夫「おいお前 また一人でいるんか もっと他の馬と仲良くせぇや」
ウッマ「うーん」
牧夫「……なんや人(馬)見知りかいな しゃあないワイが遊んだるか」
ウッマ「おっちゃーん♪」
生肉「えっ!?走れなくなったら殺されるんですか」
笠松の英雄
なお
>>4 そんな話です 駄文ですが良かったらお付き合いください
牧夫「お前ほっそいなぁ そんなんじゃ競走馬としてはやってかれんで」
ウッマ「マジか」
牧夫「まあええわ お前は大して金かかってへんし オーナーも大して期待してへんしな」
ウッマ「……」
ウッマ(草モシャモシャモシャモシャ)
牧夫「お前wwwwww 雑草まで食うなやwwwwww」
★おすすめピックアップ
キニ速2022年おすすめまとめきたあああああああああああああ
9:名無しさん@おーぷん: 2018/04/12(木)23:48:44Yh8
牧夫「おい お前のデビューが決まったぞ」
ウッマ「マジですか? 華々しくJRAの夏競馬ですか?もしや海外??」
牧夫「地方競馬や お前のパッパと同じく笠松」
ウッマ「ええ……」
牧夫「ええか 勝てとまでは言わん ……頑張れよ」
牧夫「てか頑張らんでもええ 無事に走り終えてこいよ」
ウッマ「おっちゃん……」
1987年 春―――
ウッマ「初レースや」
ウッマ「ようわからんけど ゲートが開いたら走ればええんやろ」
ガッシャ
ウッマ「あかん 考えてたら出遅れたで 追うか」パカパカ
ウッマ「何か足元ムズムズするなぁ……」パカパカ
ウッマ「まあええわ 走ろ」パカパカ
他のウッマ「パカパカ」
ウッマ「ファーwww 2位やんけwwwwww」
ウッマ「レースで負けるのつまらんなぁ……」
ウッマ「よっしゃ 頑張ったろ!!」パカパカ
ウッマ「あー途中1回だけ負けたけど 10回勝ったやで まぁまぁやろ」
1988年 冬―――
オーナー「おいウッマ」
ウッマ「はいなんですのん?」
オーナー「お前の実力を見込んで買い取りたいというお金持ちがおるんや」
ウッマ「はぁ……」
オーナー「ワイはお前を売ったで 新しいオーナーの元で頑張るんやで」
ウッマ「ファーwwwwww」
オーナー「ワイはな 本当はお前に地元で頑張ってほしかったんや でもお前はここ笠松では強すぎる」
オーナー「お前は才能がある ワイの気持ち一つで地方競馬で走らせておくにはもったいない」
オーナー「でも芝の中央競馬が向いてなければ いつでも砂場の笠松に戻ってこい」
ウッマ「オーナーさん……」
オーナー「頑張れ!! お前の価値を決めるのはオレ達じゃない 歴史なんだよ!」
ウッマ「おかのした!!」
1988年 春―――
ウッマ「うーん さすがサラブレッドの頂点が集まる中央競馬 みんな強そうンゴねぇ」
ウッマ「でも牧夫さんも オーナーさんも応援してくれてる 新オーナーさんも来たいしとる」
ウッマ「おのぼりのワイに勝算は薄いかもしれん…… でも頑張るンゴ」
ガッシャ パカパカパカ
ウッマ「勝ったンゴwwwwww」
ウッマ「大きいレースを2試合勝ったンゴ」
ウッマ「これは若馬の最高峰『クラシック』でライバルと勝負できるかも知れないンゴ……胸が躍るンゴねぇ」
中央「駄目です」
ウッマ「えっ?なんでやねん!!」
中央「自国の馬産振興のため 厳しいルールがあるんです ウッマさんは登録がありませんので
皐月賞・ダービー・菊花賞 いわゆるクラシックには出走できません」
ウッマ「なんでやねん!そんなん出れるかなんてデビュー当時にはわからんやろ!!」
中央「そうですね ウッマさんみたいな 後から実力を示した競走馬が日の目を見る時代になればいいですね
ただし今の私には何の権限もありません」
ウッマ「なんやねん……」
オーナー2「まぁしゃあない 切り替えていこう 出れるレース出ていこ」
ウッマ「おかのした」
ウッマ(……)
ウッマ「ああああああああああああ」
ウッマ(ええやんか 出れるレースで走って勝つ それでええんや)
最後食肉になって終わりそう
>>19 レス感謝やで
1988年 秋―――
ウッマ「そんなわけで 中央競馬デビューから 古馬(今で言う4歳以上)相手に無敗の6連勝」
ウッマ「これは悪くない成績やろ いけるやろ」
ウッマ「ワイはさっきも言ったように 同世代のナンバーワンを決めるレースには出れん」
ウッマ「せやったら 全部の世代の一番になったらええやんか せやなぁ?」
ゲートガッシャ
ウッマ「行くで!!」
結果。
天皇賞・秋―――
タマモ「小童がぁ!!100馬身早いわ!!出直してこいやぁ!!!」
ジャパンカップ―――
ペイザ「Hey boy. good race. wwwwww」
ウッマ「くっ……いっそ殺せ……」
ウッマ「あかん…あかん…」
オーナー2「どんまいやで」
ウッマ「なんやねんこの感じ……」
ウッマ「ワイは負けたくないんや……ワイを育ててくれたみんなの期待に応えたいんや……」メソメソ
??「おいウッマ 泣くな」
ウッマ「うっ……誰ですのん?」
名手「なんやかんやで お前に一回だけ乗せてもらえることになった」
ウッマ「えっ? ワイの主戦さんは……」
名手「そんなことはどうでもいい ……勝ちたいんだろ?」
ウッマ「勝ちたいです……」
名手「わかった」
名手「俺が騎乗するのは1回切りの約束だ……」
ウッマ「えぇ―――」
名手「―――勝つぞ」
ウッマ(!?)
1988年 年末―――
ウッマ(パカパカ)
ウッマ(パカパカパカパカ)
ウッマ(勝ちたいンゴ……)
ウッマ(パカパカパカパカパカパカパカパカ)
名手「おいウッマ」
ウッマ「はい?」
名手「勝ったぞ」
ウッマ「」
名手「これでお前も中央のG1ホースだ 胸を張れ」
ウッマ「ええ……ありがとう……」
競走馬ってレースで一位になりたいとか考えとるんか?
>>28
ワイは人間やから知らん
でも昔の偉い人は 馬には走って勝ちたい感情があるって言い切ってた
それが馬ビジネスとしての発言なのか本音なのかは ワイには計り知れんで
あとこのスレに書かれていることは100%フィクションやで
流行りの嘘松的なアレや ご理解願います
走って勝ちたいというか仲間についていって一番前に出たいって感情かな
1989年 春―――
ウッマ「これでワイも一線級や 頑張るやで」
ウッマ「頑張ってトレーニングするやで」
ウッマ(パカパカパカパカ)
ウッマ(ファッ!?足が痛いンゴ……)
獣医「あーこれレースは無理だね」
ウッマ「!?」
獣医「無理しすぎたかもね リハビリしよう」
1989年 夏―――
ウッマ(もう何か月も全力で走ってないンゴ……)
ウッマ(心配能力がうんたらかんたらで プールを泳がされてばかりンゴ)
ウッマ(あと2周……あと1週……)
ウッマ(終わったンゴ 自ら上がるンゴ)ザブザブ
調教師「こいつ調教の内容把握してるんか 賢いやっちゃなぁ」
1989年 秋―――
獣医「行けるね」
ウッマ「マジですか」
獣医「マジや」
ウッマ「おk がんばりまっす!」
ウッマ「約8か月ぶりのレースや がんばるで」
ウッマ(パカパカ)
ウッマ「勝ったで」
ウッマ(パカパカ)
ウッマ「2連勝したで」
ウッマ「久しぶりのG1レースや」
ウッマ「去年はタマモニキに不覚を取ったから 今年は負けへんで!!」パカパカ
クリーク「すまんな」サッ
ウッマ「ファーwww」
クリーク「お前ぶっさいくやなwww」
ウッマ「うっせwwwwww」
ウッマ「くっそ……」
調教師「まぁ待て お前の調子は悪くない 相手が出来すぎだっただけや」
ウッマ「そうなんですか」
調教師「次のマイルチャンピオンシップはお前が負ける要素はない 勝ってこい」
ウッマ「おかのした」パカパカ
ウッマ「勝ったで……はぁ……はぁ……」
翌日―――
調教師「ワシの目に狂いはなかった 好調維持してるし これは来週のジャパンカップでもたぶん勝てる」
ウッマ「えっ?ちょっと疲れてますねんけど」
関係者「お前は足も速いし 体も強いし (あと走れば走っただけ儲かるアイドルホースになったし) 来週も走ろう」
ウッマ「ファッ!?」
関係者「なんや嫌なんか」
ウッマ(みんな期待してくれてるんや……頑張るやで……)
嫌な予感するなぁ…
ウッマ(言うても たしかに体は軽い……調教師さん流石や…… 生涯最高の体調かも)
ウッマ(おk 走るで!! ワイは勝ってみんなに喜んでほしいんや!!)
ガシャ
ウッマ「行ける!!ワイは海外の強豪にも勝てるんや!!」
ホーリ「ああああああああああああ!!!!!!!!!」
☆ ☆ ☆
ウッマ「ファッ!?」
ウッマ(2着……)
ウッマ(でもカッノは牝馬なのに世界レコードタイムでワイに勝った……これが競馬の世界や……)
ウッマ「おめでとう ホーリさん」
ホーリ「What is it?」
ウッマ「ええ……(日本語でおk)」
1990年 春―――
ウッマ「去年の暮れのグランプリは大敗したンゴ」
ウッマ「みんな無視しすぎとか言ってくれたけど それじゃあオーナーさんとか調教師さんに申し訳が立たないンゴ」
ウッマ「勝ちたい……勝ちたい……」
天才「ウッマ君 君とコンビを組めることになったよ 嬉しいね よろしくね! 騎乗させてもらうからには……」
ウッマ「ファッ!?」
天才「―――勝つよ」
ウッマ(あっ……この感じ……)
ウッマ 「」パカパカパカパカ
ウッマ 「」パカパカパカパカ
天才「ウッマ君」
ウッマ「?」
天才「勝ったよ G1レース3勝目おめでとう そしてありがとう」
ウッマ「!?」
ウッマ(ワイ 好きな人増えたかもなぁ)
ウッマ(みんな 大好きやで 言葉通じないけども)
1990年 冬―――
ウッマ(その後 ワイは徐々に成績を落とし 大きなレースで人気を背負いながらも勝つことはままならなかった)
ウッマ(ワイはもう……)
ウッマ(まぁしゃあない 最近は脚も痛いし 走っても脂肪が落ちにくいし)
ウッマ(ワイも引退か……)
1990年 冬枯れの―――
天才「ウッマ君」
ウッマ「あっ!」
天才「今までよく頑張ったね 君のラストランに乗せてもらえて光栄だよ」
1990年 冬 クリスマスの少し前の午後―――
ウッマ(天才さんがレース前に行ってたな)
天才(回想)「君はただ走ってくれればいい」
ウッマ(回想)「どういうことですのん?勝ち負けは関係ないと?」
天才(回想)「勝負は時の運だよ でも僕には一つだけ願いがある」
天才(回想)「それはね 君が走ってる間じゅう 今までの調教とかレースとか つまり君の人生を思い出しながら走ってほしいってことなんだ」
ウッマ「過去……!?」
牧夫(お前wwwwww 雑草まで食うなやwwwwww)
オーナー(頑張れ!! お前の価値を決めるのはオレ達じゃない 歴史なんだよ!)
中央(駄目です)
オーナー2(まぁしゃあない 切り替えていこう 出れるレース出ていこ)
名手(これでお前も中央のG1ホースだ 胸を張れ)
??(リャイアン!リャイアン!!)
ウッマ(僕は……)
1990年 冬 とあるレースの残り200メートル―――
天才「ウッマ君…… 聞こえてるよね?」
ウッマ「はぁ なんですのん??」
天才「一度だけ言うよ……勝つよ!!」
ウッマ「!?」
ウッマ「こうしてワイは生涯最後のレースで勝利を収めた」
ウッマ「引退したワイの牧場主さんは 功労馬としてワイを毎日放牧してくれた」
ウッマ「兄妹たちも活躍して 競馬史に名前を残すことになったんや」
ウッマ「なにはともあれ 牧草うっまwww」モシャモシャ
これオグリキャップなんかぁ!ハエ~馬に歴史ありやなぁ!
>>62
あくまでフィクションや 楽しんで もっとウッマを好きになってや
そんなわけで オグリキャップという偉大なウッマがいたことをみんな知ってほしいやで
みんなふざけてレスしてもいいし 適当にこのスレを落としてもいい
でもね ワイは競馬とかいう 博打と思われてる血統の神秘に
興味持つ人が一人でも増えてほしかったんや
ほなおやすみ
>>64
乙やで
イッチ、いい人で好きだよ
>>67
ワイもニキのことが好きや
ニキが男子で残念やでぇ
マキバオー思い出したンゴ
そのうち馬券かってみたいんごんええ
>>65
宝くじよりはロマンあるでぇ
あとつの丸先生は天才
>>65
競馬場も一般のイメージよりかなりクリーンになってるから行ってみると楽しいで
家族連れ向けにヒーローショーまでやっとるぐらいや
G1の時はアホほど混むから初めて行くなら土曜がええで
>>72
ワイは人たくさんお祭り感が好きや
札幌出身民やからなぁ
>>74
一回G1行ったら人酔いしたから
ワイはもっぱら開催時の福島競馬場でのんびり他場の重賞観戦や
宮城民やから距離の関係もあるけどな
>>87
すなわち
大阪杯の観客何人増えたのかが
最近の興味ポイントですねん
イッチ、乙です。
競馬の事よくわからんけどウッマかわええよなぁ
>>75
ほんとかわいい
ステイゴールドと同じくらいかわいい
競馬場やないけど、学生の時に行った米子のウィンズは公園みたいでマッタリくつろげたで
今年の菊くらいに山陰に行く用事があるので、その時にまた行くつもりや
>>76
楽しもう
まぁともかく 本編は終わりです
みんな見てくれてありがと?
イッチおつ!
いいもん読んだ
>>79
ありがとう
ホースレースにはたくさんの夢が詰まっています
あなたと わたしと その他とね♪
面白かったって言ってもらえるの嬉しいものですな
>>86
それです
読み返しても新たな発見はないようなスレですので おやすみなさい
涙が出ますよ… ストリートキャップも引退しちゃったね
乙やで
サンキューイッチ
ええ話読ませて貰ったで
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