陰キャルフィ「ナミ、一味から抜けてくれ」ナミ「ええ！？」

ナミ「アンタ何言ってんの！？タトゥーって、それが一味抜けさせられる理由！？？」

陰キャルフィ「そうだ」

ナミ「何よそれ！何でタトゥー入ってるからってそんなこと言われなきゃいけｎ」

陰キャルフィ「タトゥー入ってるやつはロクなやつじゃないからだ！！」ﾄﾞﾝ!!!!!

ナミ「！？」

ナミ「」

ナミ「あ、あんた…このタトゥー入れられた経緯わかってるでしょ…？」

陰キャルフィ「当たり前だ！！」ﾄﾞﾝ!!!!!

ナミ「」

サンジ「ルフィてめぇ…見損なったぞ！」

ゾロ「…まぁ、しょうがねえよ。船長命令だ。ナミ、ここは大人しく船から降りるしかねえよ」

陰キャルフィ「あ、ゾロ。お前もだぞ」

ゾロ「」

陰キャルフィ「お前よく筋トレしてるよな」

ゾロ「…それがなんだよ」

陰キャルフィ「体鍛えまくってゴリゴリのやつはな」

陰キャルフィ「威圧感がある」

陰キャルフィ「以上だ」

ゾロ「」

ロビン「確かに腑に落ちないわね」

陰キャルフィ「いいかゾロ覚えとけ。俺みたいな陰キャにとってはお前みたいなゴリゴリの筋肉ヤンキーが一番恐ろしいんだ」

陰キャルフィ「自分の身に危険を及ばせてくるやつと一緒にはいられない。わかってくれ」

ゾロ「わかるかよそんなの…！！！！」

陰キャルフィ「同じ理由でフランキーも降りてくれ」

フランキー「ンンンンンンンンン！！！！スゥーーーーーーパァーーーーーーーーーー！！！！！！！！！」

ロクなのいねえな

サンジ「クソマリモはともかくナミさんを降ろすことには俺は納得できねぇ」

サンジ「俺はナミさんなしの冒険なんてゴメンだぞ」

ナミ「サンジくん……！！」

陰キャルフィ「…ならちょうど良かったな」

陰キャルフィ「サンジ、お前も降りるんだ」

サンジ「」

サンジ「俺はなんだって言うんだよ、あ？」

陰キャルフィ「金髪、タバコ、プレイボーイの３コンボだ。正直お前が一番きつい」

サンジ「」

陰キャルフィ「そもそもコックがタバコを吸うな。タバコによって味覚がイカれてるやつのメシは食いたくない」

陰キャルフィ「手を戦闘で使わないとかよりももっと配慮すべきところがあるだろ」

サンジ「」

チョッパー「残るはおれ、ウソップ、ロビン、ブルックか……」

陰キャルフィ「そうだな……逆に残ってもらうやつを発表するか」

ロビン「……」

陰キャルフィ「まずはウソップ」

ウソップ「！！！」

陰キャルフィ「お前は見るからに俺ら側だ。顔も良くない、強くもない、オラついてもいない、最高じゃないか……」

陰キャルフィ「これからもよろしくな、ウソップ！！」ﾄﾞﾝ!!!!!

ウソップ「お、おう！（複雑だ…）」

陰キャルフィ「そして次だが……」

ロビン「！」

陰キャルフィ「目立とうとしない、口数少ない、それでいて戦闘能力も高い。理想のクルーだな」

ロビン「…ありがとう」

チョッパー「おれらは……」

ブルック「どうなるんでしょう……」

ブルック「多分私ですね…普段からパンツ見せて下さいとかパリピ的なことしてますし……すぐ調子乗るしうるさいですし……こんなの捨てられない方がおかしい」

チョッパー「そ、そんなことないだろ！ブルックは大丈夫だって！」

チョッパー「（とはいえブルックはダメだろうなぁ……普段から今のルフィが嫌いそうな行動を取ってるから……）」

陰キャルフィ「では最後……要するにあと一人だ。降りてもらう方を発表する」

チョッパー、ブルック「！！」

陰キャルフィ「降りてもらうのは……」

陰キャルフィ「ブルックだ！！！！！！！！！！！」ﾄﾞﾝ!!!!!!!!!!

ブルック「ヨホホホホホホホホホホホホホホホホホwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

陰キャルフィ「見た目陰キャが陽キャのフリをするのが一番滑稽なんだ。降りろ」

ブルック「トホホ」

陰キャルフィ「さて、これで最終クルーが決定したな。おれ、ウソップ、ロビン、チョッパーでこれからの冒険を続ける」

チョッパー「ちょ、ちょっと待てよ！」

陰キャルフィ「なんだよチョッパー」

チョッパー「俺は何で残れたんだ？理由くらいは聞いておきてーよ！」

陰キャルフィ「あぁ、理由か……」

陰キャルフィ「理由ね……理由……」

チョッパー「？」

陰キャルフィ「……ないな！！」ﾄﾞﾝ!!!!!

チョッパー「！！？？」

陰キャルフィ「俺はお前のことを医療機能付きの便利なマスコットくらいにしか思ってないからなぁ。性格とか容姿とかは全く考慮せずに便利だからという理由で残ってもらう！！」ﾄﾞﾝ!!!!!

チョッパー「」

陰キャルフィ「じゃあ俺らはこれから４人で冒険を続けるから離脱組は好きにやってくれ……」

陰キャルフィ「じゃあな！！！」ﾄﾞﾝ!!!!!

ｻﾞﾊﾟｰﾝ…

ナミ「どうするのよこれ……」

ゾロ「どうするって決まってんだろ」

ナミ「え？」

サンジ「俺らで新しい海賊団を作ってルフィのやつ見返してやるんだよ、ナミさん」

ブルック「やってやりましょう……死んでもルフィさん達より先に海賊王になりましょうよ！まぁ私もう死んでるんですけど！！ヨホホホホホホwwwwwwwwww」

フランキー「コーラ飲みたい」

ナミ「そうね……！やってやりましょう！あいつらに一泡吹かせてやるのよ！」

ある海賊団が最後の島「ラフテル」に辿り着き、遂にワンピースを見つけたというニュースが全世界に報道された

それもたった5名の小規模な海賊団

その5名の名はすぐさま全世界に知れ渡ることとなる

船長【筋肉ダルマのゾロ】

副船長兼航海士【全身タトゥーのナミ】

コック【ハードパンチャーのサンジ】

船大工【オールサイボーグ・フランキー】

音楽家【遺骨のブルック(故)】